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Grandio シリーズインターコネクトの最新化形重厚な力感でJAZZファンの熱烈な支持を集めた「Blue Spiritシリーズ」。拡がり感と奥行き感でファンを獲得したニュー・クオリティ・グレードの「Royal Spiritシリーズ」。そこで培ったオリジナリティに富んだケーブルテクノロジーを活かし、従来にないサウンド・パフォーマンスを実現したインターコネクトケーブルが「Grandio AC-1」です。ケーブルの心臓部ともいえる導体構成は、超高純度7NクラスCuを中心に、新素材の高機能純銅線HiFC、高純度無酸素銅線PCUHD、錫メッキOFC、高純度無酸素銅など、厳選された5種素材をゾノトーンならではの黄金比によってハイブリッド。さらに構造は、導体を生かしきる革新的なD・M・H・C 方式を採用してます。これがゾノトーンでしか味わえない音注目したいのは、ずばり新たなGrandioで目指した音質。ゾノトーンと言えば、パワフルで押し出しが良く、なおかつ情熱的とも言えるサウンドが魅力だと筆者は認識しているが、その同社ならではの持ち味に、スケールの大きな「拡がり感」と「奥行き感」を加え、高次に融合させることを狙って設計されているのだ。それでは、早速その実力を確認していきたい。はじめに、ジャズ・ピアノトリオの音源を聴いてみる。主役のフルコンサートサイズのピアノは、幾分、骨格のがっしりとした音像で描かれる。また打鍵された瞬間のアタックがすっくと立ち上がり、演奏の線が滲まない筋の通った音でもある。それでいて、高域側に歪みっぽさや雑味は微塵もない。高域弦が強打されても決して鋭角的になることはない。まさに、心に訴えかけるパワフルさや迫力と、拡がりや奥行き感が融合したバランスのよいサウンドだ。そしてこの絶妙な塩梅は、やはりゾノトーンでしか味わえないものである。またデジタル再生システムなどで、システム全体にもうひとさじだけ温度感や心地よいメリハリを持たせたいときなど、フィニッシングのケーブルとしての利用にも好適だと筆者は考える。文：生形三郎※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。